家づくりのこと
自然素材の家で後悔しないために
塗り壁(漆喰やシラス壁)の家のメリット・デメリットと香川で建てる際のポイント
自然素材の家は、その健康面・デザイン面での魅力から、ここ数年注目度が高まっています。
中でも「漆喰(しっくい)」を使った外壁や内装は、塗り壁特有の質感や調湿機能に魅了される方が多い一方で、ネット上では「自然素材の家 後悔」「漆喰の家 後悔」といったキーワードでの検索も見られます。
この記事では、香川県で100年以上家づくりを手掛ける関元工務店が、自然素材の家で後悔しないために知っておきたいポイントや、漆喰の家のメリット・デメリットを、香川の気候に照らし合わせて解説します。
なぜ「自然素材の家で後悔」と検索されるのか?
私達のお施主様は色々と理解された上で採用いただいていて、後悔の声はまだ聞こえてきたことはありませんが、ネット検索等では自然素材の家を建てた方の中に、住み始めてから「思っていたのと違った」という声もあります。
主な理由は以下の通りです。
1.メンテナンスの手間を想定していなかった
漆喰は汚れやキズがつくことがあります。特に外壁では雨だれ跡が気になる場合も。
2.施工コストが高め
自然素材は、材料費や職人の技術料がかかり、ビニールクロスやサイディングより高くなる傾向があります。
3.経年変化が想定外
「味わい」と感じられる人もいれば、「劣化」と捉える人もいます。
こうした理由から「後悔」の声が出やすいのですが、事前に自分に合うものかどうかをしっかりと検討しておくことが重要だと思います。
漆喰の家のメリット
1.調湿効果
漆喰は湿気を吸収・放出し、室内の湿度を調整する作用があります。
香川県のように梅雨時期は海風も相まって湿度が高く、冬は乾燥しやすい地域に適しています。
2.抗菌・防カビ性能
漆喰のアルカリ性は、カビや細菌の発生を抑える効果があります。これは香川の沿岸部での湿気対策としても有効です。
3.デザイン性
手仕事の塗り壁ならではの風合いは、量産住宅にはない唯一無二の表情を作り出します。
漆喰の家のデメリットと「後悔」しやすいポイント
1.汚れやすい
外壁の漆喰は雨だれ跡が目立ち、内装では手垢や家具の擦れ跡がつきやすい傾向があります。
2.施工費が高い
材料費だけでなく、塗り職人の手間賃もかかるため、ビニールクロスより高額になります。
3.ひび割れの可能性
地震や建物の揺れ、乾燥・湿気の差によって細かいクラック(ひび)が入る場合があります。
香川県の気候と漆喰の相性
香川県は瀬戸内式気候で、年間を通して晴れの日が多い一方、梅雨や台風シーズンには湿度が高くなります。
漆喰の調湿機能はこの気候に適していますが、夏場の強い日差しや風雨による外壁汚れには注意が必要です。
関元工務店が提案する「後悔しない自然素材の家」
1.香川の気候を熟知した100年の経験
単に素材を勧めるのではなく、地域の気候条件や生活環境を踏まえた設計を行います。
2.高気密高断熱と自然素材の組み合わせ
漆喰だけでなく、断熱・気密性能を確保してこそ快適な家になります。
参考記事はこちら↓
3.メンテナンスのアドバイス
汚れ落としや補修方法、クラック対策など、定期メンテナンスの際に確認していきます。
自然素材の家に向いている人・向かない人
向いている人
・経年変化を「味」として楽しめる
・メンテナンスを楽しめる
・健康やデザイン性を重視する
向かない人
・経年した素材たちを味わいや風合いと捉えることを難しいと感じてしまう方
まとめ|自然素材の家で後悔しないためには
「自然素材の家 後悔」の多くは、素材の特性を知らずに選んだことが原因です。
漆喰の家には確かにデメリットもありますが、それを理解した上で正しく設計・施工すれば、香川の気候に合った快適な住まいが実現し、また経年した素材たちと一緒に成長していくような感覚にもなり得ます。
ご相談は関元工務店まで
香川県で自然素材を使った家づくりをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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